こんにちは! 沼津のパーソナルジムSANTE(サンテ)のヤタです。
ダイエットを始めると、「とにかく食べる量を減らさなきゃ」と思ってしまう方が多いですよね。原則カロリー収支を抑えることが大前提なので食事を減らすことばかり意識が向いてしまいます…体重は落ちても調子が悪くなったり、リバウンドしやすくなる負のケースに陥ってしまいます。気をつけて回避しましょう!
今回は「エネルギーフラックス」という考え方を解説していきます。
「しっかり食べて、しっかり動いて、健康的に痩せる」ためのヒントとして、このエネルギーフラックスについて理解していきましょう!
エネルギーフラックスってなに?
簡単に言うと、「1日の摂取エネルギー(食べる量)」と「消費エネルギー(動いて使う量)」の総量のことです。
同じ「カロリー収支ゼロ(±0)」でも、体への影響はまったく違います。
例えば…
ケース | 摂取カロリー | 消費カロリー | 差し引き(赤字) |
---|---|---|---|
Aさん | 1800kcal | 1800kcal | ±0 |
Bさん | 3000kcal | 3000kcal | ±0 |
どちらもカロリー収支は同じですが、後者(Bさん)のように「たくさん食べて、たくさん動く=高エネルギーフラックス」のほうが、身体にとってははるかに健全なんです。
なぜ「高エネルギーフラックス」が健康的なの?
高フラックス状態では、体内で以下のような良い影響が起きやすいとされています:
- ホルモンバランスが整いやすい(特にレプチンや甲状腺ホルモン)
- 筋肉の維持がしやすく、エネルギーを効率的に使える
- 免疫機能が落ちにくく、体調を崩しにくい
- 痩せた後のリバウンド率が低くなる
つまり、「しっかり食べて、しっかり動く」ことで、体が健康的に適応しやすくなるんですね。
どうすれば「食べて痩せる」が実現できる?
1. 怖がらずに食べること
「カロリー=悪」ではありません。むしろ、質のよいエネルギー”を十分に摂ることが体の働きを助けます。
- 良質なたんぱく質(肉・魚・卵・豆など)
- 複合炭水化物(玄米・全粒パン・芋類など)
- 良質な脂質(ナッツ・オリーブオイル・青魚など)
2. 日常的にエネルギーを使う習慣をつける
NEAT(非運動性熱産生)と呼ばれる、日常の活動を増やすことが鍵です。
- 立つ時間を増やす
- 階段を使う
- こまめに動く(掃除・買い物など)
3. 筋トレ+適度な有酸素運動
筋肉量が維持できると、日常的に消費できるエネルギー量も増えます。 「食べても太りにくい体」をつくるには、この組み合わせがベスト!
SANTEが大切にしていること
SANTEでは、ただ食事を減らすのではなく、「どう食べて、どう動くか」を一緒に考えます。
- その人に合ったカロリー設計
- 筋肉を落とさないためのトレーニング
- 続けられる生活習慣づくり
目指すのは、「短期的に痩せる」ではなく「ずっと健康でいられる体」です。
まとめ:食べて、動いて、健康的に痩せるのがいちばん強い!
「食べること=悪」ではなく、正しく食べることが健康的なダイエットの土台です。
高エネルギーフラックスの状態で体を動かすことは、
- ホルモンバランス
- 筋肉量
- 免疫力
- リバウンドの予防
すべてにおいて、良い影響をもたらします。
焦って食べないダイエットより、動ける体で痩せることが、結果的にいちばん近道です。