「整えてから動かす」とは、筋肉の柔軟性(動かしやすさ)を高めてから運動することです。
運動をしていない期間が長いほど、いきなり動くのはリスクが上がり効果も出にくくなります。
理由:昔スポーツをやっていた人でも、いま急に同じ動きをやれと言われても難しいのと同じで、身体には「いまから動く」という準備が必要だからです。準備ができていない状態で頑張ると、痛みやケガにつながったり、狙った部位に効かず別の場所に負担が逃げやすくなります。
補足:この記事は、沼津市で運動を始めたいけど不安がある方向けに、SANTEが大切にしている「順番」の考え方をまとめたものです。
【整える】とは何をすること?
「整える」は特別なことではなく主に次の2つを狙います。
【1】筋肉の柔軟性を高める
運動習慣が少ないと、筋肉が張りやすく動きが小さくなりがちです。まず動きやすい状態を作ります。
【2】関節の可動域を広げる(動く範囲を確保する)
動く範囲が広がると、それだけ多くの筋肉が動員されやすくなります。
結果として筋肉のポンプ機能(血液循環の助け)も使いやすくなり、次の運動の効果も上がりやすくなります。
【整える必要がある状態】の分かりやすいサイン
目安として日常生活で「どこかがつらい」「動きづらい」がある時点で、身体のどこかに負担が逃げている可能性があります。
【よくある例】
・肩が痛い/上げづらい
・股関節が痛い/詰まる感じがする
・歩きづらい/違和感がある
こういう状態でいきなり運動を頑張るのは危ないことがあるので順番を大事にします。
整えずに頑張ると起きやすい失敗
【1】痛くなりやすい・ケガをしやすい
準備不足のまま動くと、負担の逃げ場がなくなりやすいです。
【2】狙った部位に効かず「太ももがパンパン」になりやすい
例えば「お尻を良くするにはスクワット」と聞いて頑張っても、柔軟性や動かし方が整っていないと、日常生活で使い慣れている太もも側に負荷が逃げやすいです。
この状態だと「効かせたい場所」と「実際に頑張っている場所」がズレて、モチベーションも下がりやすくなります。
整えたあとにやる運動(初心者は基本でまずは十分)
整えたあとにやるのは派手な高負荷トレーニングではなく、まず「動かし方を覚える」ことが中心です。
【基本の例】
・スクワット(いきなり深くではなく、動作を丁寧に)
・腕立て伏せ(強度調整しながら)
・腹筋(トランクカールなど、基本から)
【補足】
マシンを使うのも重さを追うためではなく「関節の動かし方を覚える」目的が大きいです。高負荷は最初から狙いません。
「整体だけ」と「整えてから動かす」の違い
外からの施術(ストレッチや手技)は、身体にとって外部からの入力です。
これだけだと身体が「自分でここまで動かせる」「この筋肉を使える」と学習しきれないことがあります。
だからこそ最後に、自分で動いて確認する。
この自分で動かすが入ることで、身体が「動かし方」を覚えやすくなり、慢性的な不調や動きづらさが整いやすくなります(個人差はあります)。
痛みがある場合の安全の考え方
【注意】
・急性の外傷(捻った直後など)
・強い痛み
・しびれがある/原因が未評価
こういった場合は、まず医療機関での評価を優先するのが安全です。診断は医師が行うもので、自己判断は避けた方が良いです。
次の一歩
「自分は整える必要があるのか?」「何から始めればいいか?」が曖昧なままだと、結局遠回りになります。